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2013-10-07
フクシメディカルたより3号

暑い夏がやって来ました!!
ここのところ、体温を超える異常な気温の日が続き熱中症になる人が増えています。
熱中症対策を万全にして暑い夏を健やかに乗り切りましょう。

<熱中症とは>
暑い環境下で汗をたくさんかくことで、体内の水分が減少し(脱水状態)体液の電解質(ナトリウム・カリウム・マグネシウムなど)バランスが崩れ、様々な症状を起こすのが「熱中症」です。

<熱中症の症状>
重症度によって3段階に分けられています。
軽度・・・ 脱水で脳への血流量が不足してめまい・立ちくらみが、消化器への血流量が不足して食欲低下や消化不良が、体液中の電解質不足でこむら返りや筋肉痛が起きますが、汗をたくさんかくので体温は上がりません。
中等度・・・汗が出なくなり体温が上昇します。
頭痛や吐き気、倦怠感や虚脱感が起こります。
重度・・・体の高温状態が続いて意識がなくなる、けいれん・血圧低下などが起こります。


<症状別対処法>
軽度・中等度であれば
①できるだけ涼しい場所に移動させ、衣服をゆるめ扇風機やうちわで風を送ります。
②冷やしたタオルや冷たいペットボトル、氷のうなどで首すじや脇の下、脚の付け根など太い血管が通っているところを冷やします。
③スポーツドリンクや薄い塩水をコップ1杯程度を目安に少しずつ補給します。

重度と思われたら
すぐに救急車を呼び、救急車が到着するまで軽度・中等度の対処法を行います。


<熱中症になりやすい人>
子供(特に乳幼児)・・・体温調節機能が未発達なため暑い環境下では体温が上がりやすく、下がりにくい。
高齢者・・・・体温調節機能が低下しているため暑さやのどの渇きを自覚しにくい。
肥満の人・・・体についた脂肪が熱の放散を妨げて、体温が上がりやすい。
筋肉が少ない人・・・水分を蓄える筋肉が少ない人は体温調節機能が弱い。
持病のある人・・・・糖尿病・高血圧・心臓病・腎肝臓病・慢性肺疾患などのある人薬で脱水症になりやすくなる場合もある。


<熱中症になりやすい時>
体調が悪い時・・・・・・・発熱、下痢、二日酔いなど。
暑さに慣れていない時・・・梅雨明け直後など、急に暑くなった日、暑い地域への旅行時など。

<熱中症予防>
1.真夏日・猛暑日の運動と重労働は控える
猛暑日や気温が高くなる時間帯の外出も控えましょう。
2.過度の節電はやめて快適な屋内環境にする

室内温度は28度、湿度は60%を超えないようにしましょう。
エアコンや扇風機を上手に利用して室温・湿度を適度な状態に保ちましょう。
また、温度を下げすぎない、風を直接身体に当てないようにしましょう。
3.涼しい服装を心がける
通気・吸湿・速乾性の良い衣服を着用しましょう。
身体を締め付けないデザインの衣服を着用し、襟元や袖口を緩めましょう。
4.十分な睡眠・栄養と規則正しい生活を考える
夜の十分な睡眠は自律神経の働きをよくして熱中症予防になります。
食事はたんぱく質と野菜を十分に摂り、適度な運動をしましょう。
夏野菜は水分とカリウムが豊富なため体内の水分バランスを整えてくれます。


<正しい水分・塩分補給>
水分・塩分補給の目的は
①脱水予防、②脱水状態からの回復に分けられます。


①の場合
十分に栄養を摂ることに加え、アルコール以外の飲料(水やお茶など)をこまめに摂取します。入浴・睡眠・軽い運動の前後にはコップ1杯の水分を飲むようにしましょう。アルコールは利尿作用があり、水分補給にはなりません。

②の場合
①に加えて塩分を補う必要があります。
例えばかなり汗をかいたら梅干し1個分程度の塩分(1~2g)を補います。
脱水症状が明らかなときには、経口補水液を飲むのも良いでしょう。

*経口補水液
水に塩分と糖分を一定の比率で溶かし込んだもので、脱水状態でないときは、塩味が強く、脱水状態の時は甘いと感じるようです。
脱水状態で効果を発揮するもので、日常的に飲む必要はないでしょう。スポーツドリンクは一般にかなりの糖分が多く含まれています。激しい運動をする人に適したものです。


夏真っ盛りのこの時期、熱中症にならないよう十分気をつけて生活しましょう。
食事・運動・休養(睡眠)を通して暑さに負けない身体作りを心がけましょう

調剤薬局で処方せんを出すと「お薬手帳は持ってらっしゃいますか?」と聞かれますが、この「お薬手帳」がどうして必要なのかよく分からない方もいらっしゃると思います。
あらためて、「お薬手帳」とは何なのか?使い方は?にお答えします。

お薬手帳とは?
お薬手帳はあなた自身が持っているご自身の薬の服用状況(薬の名前・飲む量・飲む回数など)を記載してある手帳のことです。
この記録があると、医師・歯科医師や薬剤師が、どのような薬をどのくらいの期間使っているのかが判断できます。
また、他の病院や医院などで薬をもらうときにも、医師・歯科医師や薬剤師にお薬手帳をみせることで、同じ薬が重なっていないか、また組み合わせ等についての確認もできます。

その他に
     ・旅行する時
     ・薬局で薬を購入する時
     ・転居して、新しい医療機関を受診する時
     ・休日診療所や救急病院を受診する時
     ・災害にあった時
こんな時にも役にたつのが「お薬手帳」です。

お薬手帳の使い方
*医療機関にかかる時は必ず持って行きましょう
薬の重複やよくない組み合わせを未然に防止できます。
同じ薬による副作用の再発を防止できます。
ご自身の薬の使用の記録があることで、より安全に薬を使用することができます。
*言いたい事や伝えたい事を書いておきましょう
体調の変化や気になった事、医師や薬剤師に相談したい事を書いておきましょう。
*一般用医薬品(OTC薬)・健康食品も記録しましょう
OTC薬も医薬品なのでよくない組み合わせがあったり、健康食品に入っているもので薬との組み合わせが悪いことがあります。
*いつも携帯・いつも同じ場所に保管しましょう
旅行先で病気になった時や災害時に避難した時、救急のときなど、お薬手帳があれば、あなたが飲んでいる薬を正確に伝えられます。
ご家族にも、あなたがお薬手帳を持っていることを知らせておきましょう。
*一冊にまとめましょう
飲んでいるすべての薬を「1冊で」記録することが大切です。
病院ごとや薬局ごとに、別々のお薬手帳を作らないようにしましょう。


いつも同じ薬を飲んでいるのに、『お薬手帳』は必要なの?という質問があります。「同じ薬を継続して服用している」ことを記録しておけば、万が一、他の医療機関を受診する時や、薬局でOTC薬を購入する時などに、「いつもの薬といっしょに飲んでもよいか」をチェックしてもらえます。

また副作用ではないかと考えられる時には、薬の服用期間や正確な服薬量は必要な情報になります。

自分は薬の名前も知っているから持たなくて良いのではなく、どのような状況でも医師などが正確なあなたの服薬情報を直ぐに把握出来るために、お薬手帳は必要なのです。

最近は「電子お薬手帳」というものも開発されて、患者さんがいつでもどこでも情報を薬剤師と共有できるようになってきています。電子と名が付くだけあって、情報量も多くこれまでの「お薬手帳」を持ち歩かなければならない負担が軽減します。

電子版お薬手帳が秘める可能性
*やり取りできる情報量が多く、画像や音声も可能
*医薬品以外の医療や健康に関わる情報も管理できる
*情報の整理が容易に出来る
*携帯電話やスマートフォンの手帳は1台で家族分の情報が管理出来て、常時身につけているので忘れることが少ない
*ネットワークで情報の共有が出来る
*いつでもどこでも患者さんと薬剤師の間でコミュニケーションが図れる

 
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